CEOの成功を妨げる最大のリスクは、従業員から孤立してしまうことです。CEOが上層部で起きていることだけに目を向けて孤立すれば、組織は将来の重要な課題に対処する能力を失ってしまいます。
グローバル・リーダーシップ・フォーキャスト調査の一環として、本レポートでは、世界各国の10以上の業界、平均従業員数16,000人の組織のCEO529人と、人事担当者1,827人からの回答を分析し、CEOの戦略実行力と組織を率いる能力が、各階層のリーダーにどのような影響を与えるかを検証しています。
本レポートはCEOの見解を提供していますが、CEOを背後で支えているのはCHROです。CEOが成功への準備が整っていると感じている場合、それは、CHROが行った取り組みの成果である可能性が高いと言えます。一方、CEOが自社のリーダーに十分な評価がなされない組織では、CHROとの戦略的関係が希薄になっている可能性があります。
CEOが今、注力すべきパートナーシップは、CHROとの関係です。経営幹部との戦略的な関係を成功裏に構築したCEOは、経営陣の連携を深められるだけでなく、将来必要となる人材力を獲得する態勢を整えることも可能となります。
ー初級・中級管理職の質が低いとCEOの自信そのものが揺らぐ
ー上級管理職を軽視すると、パイプラインの安定性が損なわれる
ー経営幹部「柔軟な働き方」への理解の欠如で信頼を失う
ー非効果的な経営を進める経営陣に高い代償を払うCEO
ー人材供給体制が整っている組織で起こる新CEOの予期せぬメリット
ー人材データの収集で組織のリーダーの認識、行動の不整合に気づくEO
ー優れた組織が行っている後継者育成の取り組み
CEOリーダーシップレポート2023に掲載されているデータの一部をご紹介します。
◆質の高い上級管理職を有する組織は、重要なリーダーの役割の65%を社内で充足することができる一方で、質の低い組織ではわずか28%。
◆CEOの3分の2以上が、自社の経営陣は戦略をうまく推進できていないと言及。
◆リーダーに関する客観的なデータを収集している組織では、経営幹部の質も2.2倍高い。
上級管理職は、自身の役割に伴う課題への対応に苦労しており、組織のリーダーシップ・パイプラインにおける潜在的なリスクとなっています。
人事部門や経営幹部がより差し迫った課題に注力するあまり、上級管理職への支援や育成を見過ごしてしまうことは少なくありません。しかし、賢明なCEOやHRパートナーは、組織の安定性と機敏性を向上させる競争戦略の一環として、上級管理職を強化し、その能力を発揮できるようにするための取り組みに力を注いでいます。
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・経営幹部向けアセスメントセンター方式~エグゼクティブ・アクセラレーション・センター
・上級管理職(部長職以上)向け能力診断オンライン・シミュレーション・人材アセスメント
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