ここ数年、人事において、リーダーシップの取り組みにデータを活用する傾向がよく見受けられます。人材に関する重要な意思決定の際、直感だけでは判断基準に欠けることを誰もが認識しているからです。
これは組織がダイバーシティ&インクルージョンに着目する中で、特に重要となります。私たちは人材に対し、従来とは異なる考え方で、あらゆる観点から人材戦略を検討していく必要があります。過去のパフォーマンスの高いスター社員のプロフィールが将来も同じように通用すると考えてはなりません。
このことから、今、多くの組織が自社の戦略にリーダーシップ・アセスメントを取り入れようとしています。しかし、リーダーシップ・アセスメントは複雑で、目的によって使用すべきアセスメントの種類は異なります。
誤った選択をすると、自分の都合の良いようにデータを解釈し、不適切な判断を導く可能性があります。このことは、当たり前のようでありながら、多くの人事担当者が見落としがちなステップで、その結果、自社のニーズに合っていないアセスメントを選択してしまうことがあります。
そこで、私たちは、人事の皆様がリーダーシップ・アセスメントを導入する際の一助となるガイドを作成いたしました。
本ガイドでは、アセスメントの種類と各アセスメントの最適な使用方法やメリット、使用の際の留意点をわかりやすく解説しています。各アセスメントから得られるデータや、そのデータの使用方法に関する理解を深め、アセスメントを有効活用するために、お役立てください。